ビオトープエリアは水田を復帰させて森とセットで谷戸環境の復元を行っています。 水田は不耕起栽培により水田を整備します。 農地土壌は遺伝資源のプールとしての意義を有しており、土壌中の生物や微生物を保全することは、水田等を中心とした地域固有の生態系の維持・保全にとても重要です。我々は農地の持つ生物多様性の保全機能が有効に発揮できることを目的として整備を進めています。 また、、ここで整備する様々なタイプの環境(ビオトープ)は異なる地域、エリアで環境整備を行う際のモデルとしても参考としていただけるはずです。 地域固有の生態系を十分に把握し、その地の生態系に見合ったビオトープ環境のご提案もさせていただけます。 |
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水田エリアの様子(2024年9月) | |||||||||
ビオトープ(谷津田)構成要素 | |||||||||
里山において、最も多様な環境が混在するのは谷合の小規模な田んぼ、谷津田です。安定した貯水域(溜池)、流水路、湿地面から乾性低草地に移行する法面(土手・畔)、不安定な開放水面を形成する水田、、。整備された谷戸田は、多様な生物たちの生息空間(ビオトープ)の模範になるものだと思います。 くまかぴの森ビオトープエリアでは、放棄後数十年がたち均一化した湿地環境に、様々な谷津田の構成要素(ビオトープ)を復元していくことを始めました。 |
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コンテナビオトープ | |||||||||
コンテナビオトープとは、くまかぴ工房が最も推奨する多自然型ビオトープ工法です。どのような工事においても排水溝の設置、それに付随しての排水桝の設置は不可欠です。ここでは、設置不可欠な排水桝に着目し、ここにピオトープ機能を高めることを模索しました。 排水桝にける機能は、沈殿土砂の排出です。また入水は、その大部分を雨水に頼る形になります。 この為、ビオトープ内の植生は、取り出し可能なプランター型にし、桝の構造も保水力の高いプラスチック型で設置し機能を検証してみました。 |
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不耕起栽培について | |||||||||
不耕起栽培とは、耕さずそのまま種をまき農作物を育てる農法です。農作業の省力化や燃料削減、生物保全などさまざまなメリットがあります。土壌に炭素が貯留しやすくなるため、現在社会的な取り組みとして注目を集めている脱炭素化やCO2排出量削減効果も期待できます。 一方で除草作業などに労力を費やすというデメリットも兼ね備えています。 しかしながら環境が安定してくれば自然の力で育った作物は害虫に強い生命力のある作物として育ちます。また自然のサイクルにより害虫の大量発生なども抑制されるてくると予想されます。この安定した環境づくりを目指します。 |
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